専門職の認識
オーディション写真を撮りに来る人の中にその用途を尋ねると、モデル、女優、ヴォーカル、タレントと目指すジャンルが特定せず、全てに於いてチャンスがあるのでそのどれもに挑戦したいと希望する場合があります。とりあえず、ジャンルを問わず合格する可能性のある画像を提供する事は出来るのですが、問題は本人の意識レベルにあります。どれもに挑戦したいと言うのは、いかなる職種に対しても結構、安易に考えている所以でもあり、それでは到底ライバルに勝てるはずもありません。たとえばモデルにしても、小学生でだれに教えられる事も無くポージングの練習を雑誌を見ては日夜繰り返し、撮影に臨む人もいれば、二十歳を超えても自分の全身の姿を鏡に映して見たこともなく、ましてやポージングなんて意味も解らず、ただただモデルのカッコ良さにあこがれている人もいるわけです。当然、両者のギャップは著しくオーディション写真を撮る段階でも、その結果は歴然としています。何かを目指すという事は、その職業を専門職としてしっかり見つめて自分に何が出来るのかを見極めないと何の意味も無く、単なるレクレーションで終わってしまいます。

