声優
プロの声優として相応しいオーディション写真が何かと言うことよりも、まず、その職業がどういったものなのかと言うことを考えなければならないのですが、声を出す仕事には様々なものがあり、アナウンサーやナレーション、DJと、それぞれの領域の中で、それぞれに役割分担があります。それを追い越して別の枠内に侵入すると何とも的の外れたものになり兼ねません。オーディション写真も同じで、正確に原稿を読まなければならない局アナがディスクジョッキーのような軽いポップなノリでプロフィール写真を撮ってしまうと、信頼性の欠如に結びつくのは当然でしょう。そうなると、声優の場合、顔は見えないと言えども、俳優の演技力は必要だし、かと言ってしゃべるプロではあるけれど、正確でまじめさだけを強調するものでは物足りないし、最近はアイドルブームと言う事もあって、踊ったり歌ったりも出来なければいけない場合もあるらしく、これほど、オーディション写真に多彩な要素が必要な職種も珍しいと感じます。
COLUMN : 一般に普及している「声優」と言う言葉に対する認識は、洋画やアニメなどの吹き替えの仕事に従事している方と思われがちです。しかし、昨今の声優という職業の領域は広がり、なんら一般タレントと区別できない状態です。従って「声を使う仕事」というよりも、「自分自身の個性を総合的に表現する仕事」といったことを一般社会に理解してもらうためには、日常の生活や仕事において、他業界の方に自分の職業の存在を認識してもらう必要がある場合は、職種名を「タレント」とする方が正確にその実態を知ってもらえると言えるのではないでしょうか。
